モカはイエメンの港町。かつてこの港から出荷されたコーヒーを「モカ」と呼んでいました。モカには「エチオピア産モカ」と「イエメン産モカ」があります。エチオピア産も対岸のモカ港から出荷されていたからなんですね。現在ではコーヒーは他の港から輸出することが多いようですが「モカ」はブランド名として定着しています。
イエメン産モカの生産地は内陸部の山岳地帯です。写真(上・左)のような険しい岩山の段段畑でコーヒーは栽培されています。昼夜の寒暖差が大きく、比較的雨量が多い地域ですが、いかにも過酷な環境ですね。この風土がイエメンコーヒーの個性を作りあげています。今回仕入れたものは、小農家から集買したものをシッパー(輸出業者)が丁寧にハンドピックして仕上げたものなので、欠点豆はかなり少ないです。
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