■産地の特徴など■
インドネシア・北スマトラで生産されるマンデリンコーヒー。苦み系を代表するコーヒーで、マンデリンフレーバーともいえる魅惑の香りを持ち、その個性は「マンデリン」というコーヒーの1ジャンルとして確立しています。マンデリンの個性は、スマトラの風土・環境とともに独特の精製方法(スマトラ式)から作られるのです。
■スマトラ式精製法■
収穫したコーヒーチェリーの果肉を除去し、パーチメント(生豆の周囲を覆っている殻のようなもの)の状態で一日ほど天日乾燥したのち、脱穀して生豆を取り出します。生豆の状態(まだ水分含有量が高い)にしてからあらためて天日乾燥させて仕上げます。(通常の水洗式ではパーチメントのまま乾燥→乾燥終了後に脱穀→生豆→選別)この精製方法により、マンデリンは生豆の色が濃い青緑色というような独特のものになり、他の生産国との違いが一目でわかりますね。
この「スーパーアテン」は、スマトラ島最北部バンダ・アチェで生産された、アテン種100%G-1規格の2008ニュークロップになります。アテンは90年代から北スマトラで栽培され始めた品種です。マンデリンならではの苦み・香りを楽しめるのはもちろんのこと、豊富な甘味を持つのが特徴です。また深いコクを持ちながらも、雑味のないクリアな風味がすばらしい。精製・選別がよいのでしょう、ハンドピックをしていても(マンデリンとしては)欠点豆がかなり少なかったですね。
(生産地:アチェ周辺の村からの集買・品種=アテン種・標高1200-1300m・精製方法=パルプドナチュラル・スマトラ式・100%天日乾燥・スクリーン18UP・G-1規格・2008クロップ・日本入荷08年7月)販売開始日=08年9月1日
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